【東京対応】1分でわかる
患者様に安心して紹介できる
訪問診療クリニックを探す
1人で通院が困難な患者のもとに医師が定期的に診療に訪れ、計画的に治療・看護・健康管理などを実施することをいいます。定期訪問に加えて、緊急時には臨時往診や入院先の手配なども行っているのが特徴です。
訪問診療は、病気の治療だけを目的にしているのではなく、肺炎や褥瘡(床ずれ)、転倒、寝たきりの予防、栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に予防することも重要な役割です。
訪問診療の内容は、基本部分と、必要に応じて対応する追加部分があります。それに合わせて、費用も「基本診療費」と、実施された時だけ発生する「追加加算される診療費」に分かれています。その合計金額に、医療費の負担割合が考慮されて費用が算出されます。
ここでは、訪問診療の診療科とその特徴について詳しくご紹介します。
風邪や発熱、食欲不振、嘔気・嘔吐、咳などの一般的な内科疾患や症状に対し、医師が訪問して、診療を実施します。医療機関の中には、豊富な科目の専門医が所属しているところもあり、多方面からの診察できるケースもあります。
生活習慣病をはじめ、高血圧や不整脈、狭心症、心筋梗塞、心筋症、心臓弁膜症、大動脈瘤、心不全、成人先天性心疾患まで、さまざまな循環器疾患に対して、医師が訪問し診療を実施します。
医療機関によっては、心不全治療を専門にしている医師と、心不全に関するさまざまな問題を包括的に対応可能なスタッフがチームとなり、在宅での治療やケアにあたります。
疾患や外傷、加齢に伴う障害に対して、医師が訪問し、予防・診断・治療にあたります。リハビリテーションの評価に則り、薬の処方やリハビリ計画の処方を行ったり、装具の製作をしたりするのです。機能回復を促進するのはもちろん、日常生活の活動の向上や社会参加、心理面の向上につながるよう努めています。
生活の質を高めていけるようなリハビリテーションを言語聴覚士・理学療法士・作業療法士と連携しながら行います。対象とする疾患は、がん・脳卒中・神経筋疾患・小児疾患・運動器疾患、摂食嚥下障害、脊髄損傷・切断・呼吸器・循環器疾患などです。
脳血管障害・認知症・パーキンソン病などの脳神経疾患に対し、医師が訪問して診療を実施します。頭痛・めまい・しびれ・歩行障害・ふるえ・物忘れなどの症状を対象としています。
骨・筋肉・関節・靭帯・腱などの運動器疾患や外傷に対して、医師が訪問し、診察を実施します。上肢・下肢・脊髄・骨盤などの広範囲にわたる疾患を対象としています。対象年齢は、新生児から高齢者までと幅広いのが特徴です。
患者さんのさまざまな苦しみを和らげるための医療です。がんや心不全などによる症状を和らげて、住み慣れた地域や自宅で穏やかに過ごせるようサポートしています。 患者さんや家族の気持ち、人生そのものに寄り添いながら、在宅でのケアにあたります。
※クリニックにより対応範囲・サービス内容が異なるため、事前の確認が必要です。
レスパイト入院は、短期的な院によって、在宅介護を行う介護者の負担軽減(息抜き)を目指す仕組みです。介護者が疲れを感じた場合や、冠婚葬祭など、さまざまな事情により一時的に介護が難しくなった場合に利用できます。
また、在宅介護では要介護者も「家族に介護をさせて申し訳ない」と感じているケースもあるので、レスパイト入院によって「家族が休める」と感じ、精神的な負担を軽減できるメリットもあります。
訪問診療では内科の他にも、皮膚科や精神科、神経内科、循環器科、整形外科、泌尿器科といった科目の診療を受けることができます。ただし、対応する科目や専門分野はクリニックごとに異なります。訪問診療のクリニック選びでは、必要な科目の専門医が在籍しているかを確認するとともに、他の専門医や医療機関との連携体制もチェックしてください。